世界「豊かさ」指数、格差が拡大 日本は24位に低下

[INOUE1]世界「豊かさ」指数、格差が拡大 日本は24位に低下

国連開発計画(UNDP)は13日、国民生活の豊かさを示す「人間開発指数(HDI)」の世界ランキングを発表した。新型コロナウイルス流行を受けて下がり続けていた世界全体の指数は3年ぶりに回復したが、地域ごとの格差拡大が目立った。日本は前回調査(2021〜22年版)から2位下がり、24位となった。

UNDPは1990年から1人あたり国民総所得(GNI)と教育、平均寿命をもとにHDIを算出している。今回の23〜24年版調査では、22年末時点の各国の指数と、世界全体の23年の推定値をまとめた。[UNEXT]

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国別のランキング首位はスイスで、ノルウェー、アイスランドが続いた。日本の指数は前回から横ばいだったものの、順位が下がった。アジアでは香港が4位で韓国が19位、中国は75位だった。米国は20位だった。23年の世界全体の推定値は過去最高という。

一方で経済的に豊かな国と貧困国との間で格差が広がっていることも指摘した。23年の推定によると、経済協力開発機構(OECD)の全加盟国(38カ国)は新型コロナ流行前の19年の水準を上回るにもかかわらず、国連が分類する「後発発展途上国(LDC)」46カ国のうち18カ国はコロナ前の水準を下回ると分析した。

UNDPのアヒム・シュタイナー総裁は「過去20年間にわたって豊かな国と貧しい国の格差は縮小していたが、今回の報告書はこの傾向が逆転したことを示した」と指摘。気候変動やデジタル化、格差解消に向けた取り組みの連携不足が二極化を加速させる原因になるとの見方を示した。[INOUE2]

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Source: 銃とバッジは置いていけ

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