【徳島自動車道の安全性を考える:なぜ暫定2車線は危険なのか】

徳島自動車道での重大事故に関するニュースは、私たちに安全運転の重要性を改めて考えさせる内容です。約70%が対面通行の暫定2車線という状況は、ドライバーにとって危険が伴うことが多いと言えます。法定速度が70キロ以下であっても、死亡事故が約2倍というデータは、慎重な運転を心掛ける必要があることを示しています。皆さんも、安全運転を心がけていただきたいと思います。

徳島県・阿波市の徳島自動車道で7月、中型トラックが高速バスに正面衝突した事故。バスが炎上し、2人が死亡、12人が重軽傷を負う惨事となった。徳島道は事故現場を含め約7割が片側1車線の対面通行で、昨年12月にも、乗用車と大型トラックが正面衝突し、乗用車の運転手が死亡する事故が起きている。高速道路での対面通行の危険性が改めて浮き彫りになった。

【写真】事故現場。消火活動にあたる消防隊員ら

徳島県

 事故が起きたのは7月14日午後0時30分頃。土成―脇町インターチェンジ(IC)間を走行していた中型トラックが中央線を越え、運転手と乗客計13人を乗せ松山市から神戸市に向かう途中の高速バスと正面衝突した。死亡したのは乗客の主婦(当時56歳)とトラック運転手の男(当時55歳)の計2人。ほかの乗客はバスの男性運転手や後続車両の運転手らの手助けで車外に逃げたという。

 県警の調べで、トラックの右前輪タイヤは事故直前に破損していたことが判明。一方、県警は「ハンドルを適切に操作すれば、車線のはみ出しを防げた」としてトラック運転手を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで容疑者死亡で書類送検した。地検は9月30日、被疑者死亡で不起訴とした。

 片側1車線の区間は「暫定2車線」と呼ばれ、開通当初、交通量が見込めない区間に採用された。徳島道が全通した2015年は、全線が暫定2車線だった。

 18年に土成―脇町IC間で4車線化に着手したものの、費用面などの問題から、これまで整備されたのはわずか計32キロと全体の3割にとどまる。国土交通省の資料などによると、暫定2車線での死亡事故率は4車線以上の区間の約2倍で、死亡事故のうち対向車線への飛び出しが約7割を占めるという。

 7月の事故現場は、中央線上にポールが設置されていたが、その後、安全対策の強化に向けて関係機関が動き始めた。

 後藤田知事ら四国4県の知事は8月、暫定2車線での「安全性向上に関する共同宣言」を出した。4車線化の早期実現に向けた関係機関の連携強化、中央線を区分する柵の設置や路面表示の改良などの対策を取るとの内容だ。

徳島道を管理・運営するNEXCO西日本も正面衝突事故の防止のため、11月に現場の柿ノ木谷高架橋(阿波市)などに鉄筋コンクリート製のブロックを試行的に設置した。同社は徳島道を含む計6・5キロで設けるとしている。

 安全対策としてハード面の整備は欠かせない。ただ、事故を減らすには交通ルールの順守、安全運転が大前提だ。NEXCO西日本は「原則、暫定2車線区間での法定速度は70キロ以下に設定されている。見通しの良い道路でも、スピードは出しすぎないように」と注意を呼びかけている。(佐藤萌)

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Source: uenon.jp

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