「『~わ』『~かしら』『~のよ』のような女言葉をやめれば男女格差は無くなる」

性別の美学が広げた男女格差


「女ことば」は、語尾に「のよ」「わ」「かしら」を使ったり、なまった母音を使わない、卑語や罵倒語を避けたり、敬語を多用するなど、女性が使う言葉遣いのことを指します。また、「女らしい言い回し」では、相手の意をくんで謙遜し、へりくだる話し方を特徴づけています。

著者である平野卿子氏は、30年以上にわたりドイツ語の翻訳者として活動しており、「男のことば」が気持ちを解放させる効果があることに気づきました。その時、自身がこれまで使ってきた「女ことば」に疑問を抱き、その違いや存在に興味を持つようになりました。


ドイツの日本文学研究者のイルメラ・日地谷=キルシュネライト氏は「性別の美学」という論考で、日本では性差という要素が非常に重要であると指摘しています。このような背景から、「女ことば」や「男のことば」といった性別による言葉遣いの違いが文化的な影響を受けている可能性が考えられます。

「女ことば」や「性差の美学」に対する研究や議論が行われることで、言語や文化に潜む性差についての意識が高まり、より包括的なコミュニケーションや個々の表現の多様性を尊重する社会への一歩となるかもしれません。

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Source: 銃とバッジは置いていけ

「『~わ』『~かしら』『~のよ』のような女言葉をやめれば男女格差は無くなる」

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